時を重ねた建物に、 手仕事が息づく。

チェリデザイン工房の外観

タイタニック号と京都太秦の工房との関係が明らかに。誰も予想していなかった展開に。

チェリデザイン工房の建物 チェリデザイン工房の内装 チェリデザイン工房の建物の装飾

1937年に完成したチェリデザイン工房の建物は徳力彦之助が古い英国豪華客船の内装品を大阪で購入し、それに合わせて設計を手がけ建築しました。英国ゴシックチューダー様式で作られたこの建物には、人魚をモチーフとしたガラス窓をはじめ、シンプルな色合いでありながら存在感のあるステンドグラス、繊細な彫刻の階段手摺、豪華な大理石のマントルピースなどが使われています。
現在は国の登録有形文化財(第26-0077号)に指定されています。

アドリアティック号外観
アドリアティック号外観
アドリアティック号階段手摺
アドリアティック号階段手摺
チェリデザイン工房階段手摺
チェリデザイン工房階段手摺

2025年、この内装品について詳しく調べたところ、その一部がタイタニック号と同じ英国ホワイトスターライン社によって1907年に作られた姉妹船アドリアティック号のものであることが判明。この客船はタイタニック号が沈没事故(1912年)をおこした際に救助に向かった1隻であり、生存者を英国まで送り届けた歴史的にも貴重な船であることで知られています。そのような船の部位がこのチェリデザイン工房の内装品として使われていることは全く予想外の展開でしたが、現在は多くの皆さんに貴重な体験をして頂けるよう整備を進めようとしているところです。

チェリデザイン工房の保存に関わる建物 チェリデザイン工房の歴史的な空間 チェリデザイン工房の建物

工芸作品等のご購入代金および体験参加費の一部は、歴史的価値を持つ工房建物の保存・維持管理に役立てられています。皆さまのご支援ご協力が、この文化財空間の未来を守る力となっています。

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